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ご挨拶

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2022年6月に代表取締役社長を拝命いたしました大澤 勝です。当社グループの躍進に全力を尽くす所存でございますので、今後ともより一層のご指導ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2021年度におけるわが国経済は、ワクチン接種の進展を背景に経済活動の正常化へ向けた動きも見られましたが、 年明け以降は感染拡大の第6波に加え、ウクライナ情勢の緊迫化から資源高や円安が加速したこともあり、再び景気の下振れ懸念が強まりました。
新型コロナウイルス感染症による影響も新たな変異株等、収束にはまだ時間がかかると思われる一方で、企業の収益や生産は緩やかに改善し、インバウンド制限緩和の動きも見られるなど、当社グループをとり巻く環境にも回復の兆しがみえてきました。
このような経営環境のもと、コロナ禍で急速に変化するマーケットに対応した戦略で既存事業の成長を図るとともにコロナ後の新しい価値観を積極的にとらえ、既存のハード・ソフトを活用した新規事業の拡大を着実に進めました。
特に新規事業として、ゴルフ場でのプライベート空間と開放感の両立が図れる戸建てスタイルの“フェアウェイフロントヴィラ事業”、1泊から長期滞在まで多目的に楽しめる貸別荘の“リソルステイ事業”、 脱炭素ニーズを見据えた新たな“再生エネルギー事業”の拡大・推進に力を入れました。
同時に、グループの価値基準である「あなたのオフを、もっとスマイルに。」と長期方針である3つの「やさしい」の実践を徹底し、各事業においてサービス体制を強化してお客様の満足度向上を図りました。
今後、市場環境の回復次第で事業環境が急激に変化するものと思われます。新しい時代には新しい余暇の楽しみ方を、創業のフロンティア精神を忘れず、これからも提供し続けていきます。
当社のコーポレートフィロソフィでは「会社は実力以上のポジションを与えていることを認識し、そこで学習し、壁を乗り越え、ふさわしい実力をつけること」とし、これはグループの事業のベースが「人材育成」であると示したものです。
新たな課題に迅速かつ柔軟に対応すべく、またこれからの事業展開を見据え、今回、30代から40代の執行役員及び各事業会社の経営者が誕生し、さらに若手にも管理職などのポジションを任せています。
株主の皆様におかれましては、若返った経営陣による新しいチャレンジにご期待いただき、これまで同様、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
2022年6月
代表取締役社長 大澤勝