なぜ浅草は世界中の人々を惹きつけるのか?
約1400年の歴史と、今も息づく文化からひも解く街の魅力
国内外から多くの観光客が訪れる浅草。
宿泊施設「リソルポシュテル東京浅草」の利用者も約9割が訪日外国人と、世界中の人々を惹きつけています。
では、なぜ浅草は国内外から多くの人々を惹きつけるのでしょうか。
その理由は、雷門や仲見世通りといった観光名所だけではありません。
「浅草」という地名の由来や約1400年の歴史を持つ浅草寺、江戸時代から続く街の成り立ちを知ることで、その魅力が見えてきます。
今回は「リソルポシュテル東京浅草」に宿泊し、街歩きを通して、浅草が時代を超えて人々を惹きつける理由を探ります。
「浅草」「浅草寺」の由来から紐解く街の歴史
「浅草」の名に残る土地の記憶
「浅草」という地名の由来には、いくつもの説が伝えられています。
中でも定説とされているのが、「武蔵野の草の浅いところ」を語源とする説です。
ほかにも、アイヌ語やチベット語を起源とする説があり、今もさまざまな説が語り継がれています。
隅田川から始まった浅草寺
飛鳥時代の628年、隅田川で漁をしていた兄・檜前浜成(ひのくまのはまなり)と、その弟・竹成(たけなり)の網に、一体の観音像がかかったという伝承が残されています。
兄弟がその像を土地の有力者・土師中知に見せたところ、観音菩薩であることがわかり、自らの家を寺として祀りました。これが浅草寺の始まりです。
のちに三人は浅草神社の祭神として祀られ、現在も浅草を代表する「三社祭」の由来となっています。
こうして創建された浅草寺は、やがて多くの人々の信仰を集め、浅草発展の礎となりました。
江戸から現代まで、人が集まり続ける街
観音像の伝承から始まった浅草寺は、その後、武将や有力者の庇護を受けながら信仰を集め、関東を代表する観音霊場へと発展していきました。
1590年に江戸へ入った徳川家康は、浅草寺を幕府の祈願所に定め、その発展を後押ししました。参拝客が増えるにつれ、浅草は門前町として発展。周辺には幕府の米蔵も置かれ、物流や商業の拠点としても栄えていきます。
今も多くの観光客でにぎわう「仲見世」の始まりも、江戸時代にさかのぼります。
浅草寺で清掃などの仕事を担った人々には、参道で商いをする特別な許可が与えられました。
そこで玩具や土産物、甘味などを販売した店々が、仲見世の原型になったと伝えられています。
さらに、吉原や歌舞伎の劇場「猿若三座」が移転したことで、浅草は信仰だけでなく、文化や娯楽が集まる街としても発展しました。
寺を中心に、祈り、商い、娯楽が重なり合ってきた浅草。現在も国内外から多くの人が訪れる街の礎は、江戸時代にはすでに築かれていたのです。
日本初の地下鉄は「浅草」から始まった
1927年、日本初の地下鉄が浅草〜上野間で開業しました。現在の東京メトロ銀座線の一部にあたります。
当時は「東洋唯一の地下鉄道」というキャッチコピーで話題を集め、開業初日には乗車まで1時間以上の行列ができたと伝えられています。最初の区間に浅草が選ばれたのは、当時すでに浅草と上野が東京を代表する繁華街・行楽地だったためです。
現在も銀座線で銀座や渋谷へアクセスしやすいほか、都営浅草線は京急線・京成線との相互直通運転により、羽田空港や成田空港方面への移動にも便利です。実際に帰路で利用した際も、浅草駅から羽田空港まで乗り換えなしで移動でき、荷物を持っての移動もスムーズでした。
約100年前に日本初の地下鉄が開業した浅草は、現在も国内外から多くの人が行き交う、交通利便性の高い街となっています。
今も受け継がれる浅草の文化
浅草の魅力は史跡だけではありません。ものづくりや食文化、人々の暮らしなど、長い年月をかけて育まれた文化が今も街の日常に息づいています。
日本のものづくり文化に触れる「かっぱ橋道具街」
浅草から徒歩圏内にある「かっぱ橋道具街」は、大正初期に数軒の道具商や古物商が店を構えたことから発展した専門店街。
現在は、包丁や調理道具、食器、製菓用品、食品サンプルなどを扱う約170店舗が軒を連ねています。料理人向けの本格的な道具から家庭用品まで幅広くそろい、日本の食文化を支える職人技に触れられる場所として、海外からの観光客にも人気です。
ちなみに「かっぱ橋」の名には、橋に雨合羽を干したことに由来する説と、河童が掘割工事を手伝ったという伝承の二つが残されています。
老舗が受け継ぐ浅草の食文化
浅草には、梅干しや海苔の専門店、大正レトロな喫茶店など、長く暖簾を守り続ける老舗が数多く残っています。
なかでも1880年創業の「神谷バー」は、日本初のバーとして知られる老舗です。1921年竣工の本館は国の登録有形文化財で、太宰治をはじめ多くの文人にも親しまれてきました。
歴史ある店を巡りながら、浅草ならではの食文化に触れるのも街歩きの楽しみの一つです。
歴史ある銭湯から感じる下町の日常
浅草には、昭和24年創業の「曙湯」のように、地域の暮らしを支えてきた銭湯も残っています。
宮造りの建物は東京都選定歴史的建造物にも指定されており、観光名所とはひと味違う、下町の日常に触れられるスポットです。
東京観光のスタイルに合わせて選べるリソルのホテル
今回宿泊した「リソルポシュテル東京浅草」には、茶室の入口を思わせるキャビンが並び、一般的なホテルとはひと味違う非日常的な空間が広がります。ドミトリータイプでありながら一人ひとりのスペースが確保され、ホテルの快適性とホステルの気軽さを兼ね備えた「ポシュテル」スタイルの宿泊施設です。
利用者の約9割が訪日外国人で、館内には和紙照明など日本らしい意匠を随所に採用。浅草を訪れる海外旅行者を迎える空間づくりも、その人気を支える一つの要素となっています。
リソルグループが展開する「リソルホテルズ」には、今回宿泊したキャビン型の「リソルポシュテル」のほか、利便性の高い「ホテルリソル」、ワンランク上の「ホテルリソルトリニティ」、中長期滞在にも対応する「ホテルリソルステイ」など、特徴の異なるホテルシリーズがあります。
さらに2026年4月には、新たなサブブランド「Resol Style」が誕生。第1号として「後楽ガーデンホテル」がオープンしました。
東京では上野・秋葉原・池袋などにも展開しており、訪れたいエリアや東京観光の目的、滞在スタイルに合わせて選べます。
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ホテルリソル上野
ホテルリソル秋葉原
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後楽ガーデンホテル
リソルポシュテル東京浅草
まとめ
浅草は、約1400年の歴史を受け継ぎながら、人々の暮らしが今も息づく街です。
その長い歴史の中で育まれてきた文化や営みこそが、時代や国境を越えて多くの人々を惹きつける理由なのかもしれません。
【参考資料】
・浅草の名前の由来 - レファレンス協同データベース
・国土交通省
・浅草寺
・一般社団法人日本地下鉄協会
・東京都都市整備局
・文化庁
・かっぱ橋道具街
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