新そばのイメージ

秋は「新そば」の季節!
旬の味わいを文化から楽しむ「ご当地そば」巡りの旅

「食欲の秋」を彩るさまざまな旬の食材には、栗やサツマイモ、さんまなどが挙げられますが「新そば」が旬なのもこの季節。

その年に取れたそばの実を使った「新そば」は、普通のそばよりも香りが高く、みずみずしい口当たりが特徴です。

本記事では、そんな旬のそばを味わえる各地のそば文化とともに、リソルグループのホテルやリゾート施設を拠点に楽しむ至福のそば旅をご紹介します。
旬の香りと上質な寛ぎを味わう旅へ出かけてみませんか。

1. 日本各地に広がったそば文化。その起源と歴史とは?

そば切り

今でこそ、私たちの生活にとって身近なそばですが、一体どこからどのようにしてやってきたのでしょうか。

ソバの原産地は諸説ありますが、中国南部からやってきたとするのが有力な説。稲の伝来と同じように中国から直接九州へと伝来したとされています。

日本では静岡県静岡市にある、約2000年前の弥生時代後期の遺跡・登呂遺跡からソバの種子が見つかっているほか、近年の調査では、それよりもさらに前の縄文時代の遺跡や地層からもソバの種子が発見された記録があり、縄文~弥生時代にかけて日本に伝来し、各地で栽培されていたと考えられています。

しかし、私たちの知る細長い麺状の食材として広まったのは、おおよそ500年前と意外にも最近の話。日本国内では、西暦722年に救荒作物としてソバの栽培を勧めている記録があるものの、製粉記述がほとんどなかったことからあまり食されていなかったと推測されています。

そこで欠かせなかったのが「石臼」の発展。当時は石臼を含む製粉設備が高価なものだったため、一部の富裕層によって独占されていましたが、徳川幕府になり戦争が収まると、大名の移封とともに石臼や製粉技術がようやく各地へと広まります。
こうして、殻をもった硬いソバは「そば粉」への加工が可能になり、我々の知る麺状の「そば切り」として、全国各地でその文化を根付かせていったのです。

2. おいしいだけじゃない!栄養面から見るそばの魅力

茹でそば

先人たちの弛まぬ努力によって得られたそば切りは、そのおいしさだけでなく高い栄養価も魅力のひとつです。

筋肉の合成や修復に不可欠なタンパク質は100gあたり約4.8gと、白米の約2倍。そのほか、お肌にうれしいビタミンBやルチンも含まれており、非常に高い栄養価をもつ食材といえるでしょう。

さらに麺だけではなく、茹で汁にも栄養がたっぷり。茹でた際に溶け出た栄養成分をそば湯としておいしく摂取することができます。

栄養価に優れた旬のそばを味わう喜びは、日々の健康を支えるとともに、食を通じた豊かな生きがいにもつながります。そばはまさに、リソルグループが大切にする「いきがい・絆・健康・くつろぎ」という理念をあわせ持った食材なのではないでしょうか。

3. 風土と歴史が育む、地域ごとの「ご当地蕎麦」の特色

そばとソバの実

歴史と栄養価ともに魅力がつまったそばですが、その食べ方は地域によって多種多様。ここでは、関西・関東で異なるそば文化を知り、各地へと足を延ばしてみましょう。

関東・関西で異なるそば文化

そば畑

関東と関西では、おもにそばつゆが異なります。濃口醤油をベースにしたつゆが関東では一般的な一方、関西では、うどん文化が定着したことから出汁や薄口醤油を使ったやさしい味わいが好まれます。両者の違いは一体どこから生まれたのでしょうか。

その文化を紐解く鍵のひとつは気候にあります。寒暖差が大きくソバの栽培に適した関東ではその文化が定着していきましたが、一年を通して比較的温かい関西では、小麦の生産が盛んになりうどんの文化が定着。こうした環境の違いが現在の関東・関西のそば文化の違いへと繋がっているのです。

今ではその文化が各地へと派生し、その地域独自のそば文化を作り上げています。ここからは、全国へと広がった各地のそばを見ていきましょう。

●江戸前蕎麦(東京):濃口のつゆでスッと手繰る「粋」な文化。

江戸前蕎麦

出典:農林水産省ウェブサイト

関東そばの王道ともいえる「江戸前そば」。東京のそばは「砂場」「更科」「藪」の3つが江戸そば御三家として知られていますが、砂場は細く白っぽい麺、更科は透明感のある麺、藪は緑がかった麺なのが特徴。塩辛い濃口のつゆでスッと手繰る「粋」な一品です。

●京風蕎麦(京都):出汁文化/「にしんそば」

京都名物のにしんそば

出汁文化の関西からは京名物「にしんそば」をご紹介。北海道でも有名な郷土料理ですが、京都では関西風らしく昆布と薄口醤油のまろやかな味付けが特徴。海のない京都でニシン蕎麦が発展したのは、当時ニシン漁が盛んだった北海道との交流があったためとも言われています。

●加賀の蕎麦(石川):「一揆そば」

石川県白山市に伝わる一揆そば

石川県白山市の旧鳥越地区に伝わる「一揆そば」。戦国時代より食されてきたこの伝統的なそばには、戦いに臨む門徒宗が、出陣食として山菜や餅を入れたそばを食べていたという逸話が残されています。当時の味や盛り付けはもちろん、一般的なそばの2倍とも言われる太い麺が特徴的な一杯です。

●東信地方のそば:「くるみそば」

長野県東信地方のくるみそば

東信地方で親しまれているのは、長野県小諸市が発祥ともされる「くるみだれ」のそば。すりつぶしたくるみをそばつゆに合わせることで、香ばしさやまろやかなコクが加わり、そばの風味をひと味違ったかたちで楽しめます。くるみの生産量日本一を誇る長野県ならではの食べ方です。

●沖縄のそば:「沖縄そば」

沖縄の郷土料理、沖縄そば

沖縄にも、その土地ならではのそば文化があります。その象徴である「沖縄そば」は、中国から伝わった汁そばが発祥とされており、沖縄県民の生活に深く根付いている料理の一つです。しかし、そば粉を使っていないことから、一度はその名に存続の危機が訪れたことも。交渉の末、名称の維持を勝ち取った10月17日は「沖縄そばの日」に制定されています。

4. 旬の味覚と寛ぎを堪能!リソルグループで叶える旅

各地域で独自の進化を遂げた、多種多様なそば文化。そんな秋の味覚を堪能する「そば旅」には、全国のリソルホテルを拠点にしてみてはいかがでしょうか。

●「ホテルリソルトリニティ京都」:古都の情緒とともに温かい京風蕎麦を楽しむ街歩き。

ホテルリソルトリニティ京都

京都市役所前駅からすぐの好立地。にしんそば発祥の店「総本家にしんそば松葉」も徒歩で22分と、京散策との両立に最適な拠点です。

ホテルリソルトリニティ京都

●「ホテルリソルトリニティ金沢」:加賀百万石の歴史とこだわり蕎麦を巡る滞在。

ホテルリソルトリニティ金沢

石川県の中心地に位置する「ホテルリソルトリニティ金沢」は、そば旅にはもちろん、兼六園や金沢城公園などの観光にもアクセスしやすい立地。加賀百万石の歴史とこだわりそばを巡る旅の拠点にいかがでしょうか。

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ホテルリソルトリニティ金沢

●ホテルリソルトリニティ那覇:沖縄ならではの食文化に触れ、郷土の味・沖縄そばを楽しむ旅。

ホテルリソルトリニティ那覇

「ホテルリソルトリニティ那覇」では、音楽と本に囲まれた「BLUE BOOKS cafe」や、最上階に大浴場を完備。郷土の味を堪能した後は、ホテルでゆっくりと寛ぎの時間を過ごすことができます。

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ホテルリソルトリニティ那覇

●リソルグループ運営のゴルフ場:爽快なプレーとともに楽しむ信州そばと、周辺地域のくるみそば文化。

望月リソルゴルフクラブ

望月リソルゴルフクラブでは、旬の食材や長野名物信州そばなど地域の食文化に根ざしたメニューを堪能することができます。また、小諸市までは車で30分程度のため、ゴルフで汗を流したあとに、周辺のくるみそばをいただくのもおすすめです。

【公式】望月リソルゴルフクラブ

まとめ

ソバと青空

そばの文化や歴史とともに、各地の「ご当地そば」を堪能する。秋はまさに旬の新そばをいただく絶好の季節です。

今秋はぜひ、風味豊かな一杯と出会う「食と寛ぎの旅」へ出かけてみてはいかがでしょうか。

旅の拠点には、街の魅力に寄り添うリソルグループのホテルやリゾート施設がおすすめです。上質な寛ぎの空間で羽を伸ばしながら、その土地ならではの旬の美味と出会う時間は、心も体も満たされる特別なひとときとなるでしょう。

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【参考資料】

・農林水産省|江戸前蕎麦
・日本全国ご当地番付|くるみそば
・農林水産省|沖縄そば(うちの郷土料理)
・沖縄生麺協同組合|沖縄そばについて
・京都市公式京都観光Navi|総本家にしんそば松葉
・白山市観光・旅行情報サイト|一揆そば長助


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